島二小タイムカプセル開封事業

20230903
 読売新聞
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 47年前の思い出あふれる 島原・第二小 
タイムカプセル掘り出し 11月19日に開封式
2023/09/03 05:00

47年前、島原市立第二小学校の児童が埋めたタイムカプセルを掘り出す作業が、同小の校庭であった。
絵や作文、寄せ書きなどが、ほぼ当時のまま残っており、立ち会った関係者から歓声が上がった。
11月19日に開封式を行う。

タイムカプセルは1976年3月、当時の在校生が、
同校100年記念事業の一環で設けられた記念碑の台座の内部に収め、その際、「50年後の開封」を約束した。

今年は収めてから47年だが、創立150年の節目に合わせ、
当時の6年生5人が実行委員会を組織し、開封の準備を進めている。

掘り出し作業は8月中旬、削岩機を使うなどして実施。
台座の内部には、縦1メートル、幅50センチ、深さ1メートルほどの空洞が設けられており、
銅板の箱に収められたタイムカプセルが掘り出された。

カプセル内への浸水はなく、習字や絵画の作品、作文や
クラスごとの寄せ書きなどが確認され、驚きの声が上がった。

実行委員長の高尾絵美さん(60)は「きれいに残っていてほっとした」と胸をなで下ろした。

開封式は11月19日午前10時、同小体育館で実施。
実行委がSNSなどを通じて呼びかけ、当時の在校生40人あまりと連絡が取れるようになったという。

実行委は「少しでも多くの人に受け取りに来てほしい」としている。

問い合わせなどは、実行委ホームページ( https://0957.info/2sho/ )へ。


◆PTA会長が埋めた焼酎も

記念碑からは、カプセルと一緒に、
当時PTA会長だった同市の山崎本店酒造場の前社長・山崎重裕さん(故人)が収めた
同社の米焼酎「ばてれん長崎」2瓶も見つかった。
掘り出しに立ち会った、長男で現社長の倫弘さん(64)は
「何とも感慨深い。父は自分で飲むつもりだったのだろうか……。私がじっくり味わいたい」と話していた。
(小川紀之)

 台座の内部に収められたタイムカプセルを確認する関係者ら

タイムカプセルに収められていた絵などを広げて乾燥させる実行委メンバー 

 当時PTA会長だった父が埋めた焼酎を手に喜ぶ山崎倫弘さん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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